ロキソニンは生理痛に効く
ロキソニンとは、第一三共株式会社から販売する鎮痛・抗炎症（何らかの原因により、免疫応答が働いて起こる症状のことをいいます）・解熱剤（時には、やみくもに使って熱を下げない方がいいこともあるといわれています）で、生理痛を抑えるためにも使われているのです。
一般名は、ロキソプロフェンナトリウム。ロキソニンの効果のある成分は、ロキソプロフェンナトリウム水和物。医師（不足気味だといわれて久しいですね。選択の余地もないような地域も少なくありません）から処方される際には、ロキソニン錠、ロキソニン細粒などとされ、一般用医薬品としては、ロキソニンＳ錠が第一類医薬品として売られています。ロキソニンは、生理痛（月経時に感じる痛みのことです）や腰痛、関節炎など、各種の痛みを抑える効果のある薬です。
炎症を引き起こすプロスタグランジンという物質の生合成を抑制し、プロスタグランジンの合成酵素（体内で化学変化を起こす触媒的な存在です。たくさんの種類があり、一種類で一つの働きしかしないといわれています）であるシクロオキシゲナーゼを阻害する事により効果を発揮します。そのため、ロキソニンの痛みを抑える作用は一時的なもの。生理痛の原因そのものを治す訳ではありません。
ロキソニンは、鎮痛効果が期待出来る割には、ほかの鎮痛剤と比べて眠くなる成分が少なく、胃腸への負担も少ないのが特徴でしょう。当り前ですが、胃腸を荒らす作用が少ないとは言っても、まったくないわけではありませんから、服用する際は、食後がおすすめ。どうしても空腹時に飲むときは、何か軽くたべるか、野菜ジュースや牛乳（最近では、給食のメニューに含まれていない学校もあるのだとか）などを飲んでから服用するようにします。適用量を守るのは言うまでもないでしょう。
なお、現在は一般的に売られているロキソニンかと言って、かつては劇薬に指定されていました。なので、服用に際しては、医師や薬剤師の指示に従い、決して人からもらったものを服用することなどないよう注意が必要となります。
生理痛にボルタレン
ボルタレンとは、効果のある成分をジクロフェナクナトリウムとする消炎鎮痛剤のこと。生理痛で病院に行ったとき、処方されてる薬の代表的なものがボルタレンで、市販はされていないのです。
ボルタレンは、生理痛などと言った痛みを起こす原因物質をブロックする働きを持ち、生理痛（非常に個人差があり、ほとんど感じない人もいれね、日常生活を送ることすらままならない人もいます）には非常に効果の高い薬です。
但し、胃を保護する働きをする物質をもブロックしてしまうため、生理痛を抑制する反面、胃が荒れてしまうことになりますね。その為に、ボルタレンの処方の際には、胃腸薬も一緒に処方されてるのが一般的です。ボルタレンの特徴としては、その効果の早さにあるでしょう。
ボルタレンには、錠剤、カプセルタイプ、坐薬、ゲルタイプがありますが、即効性が高いのは坐薬です。すぐに生理痛を抑えたいときには坐薬がオススメです。しかし、ボルタレンは、すぐに効果が現れはするものの、長時間続かないと言った面があるでしょうか。
これはボルタレンの他の鎮痛剤に比べると血中濃度の減少が早いという特性のため。したがって、ボルタレンは、生理痛がひどく、すぐに効いて欲しいといったときに有効と言えるでしょう。ただ、ここで注意（散漫だとミスやケガが多くなってしまうものです）しなければならないのは、使用量をちゃんと守ること。
早く効いてほしいからとか、なかなか効果が現れないからと適量以上に服用することは、生理痛（月経時に感じる痛みのことです）を緩和するどころか逆効果になることもありますから注意しましょう。また、ボルタレンは副作用として、胃のむかつき、胃痛、むくみなどの症状が現れることもあるので、使用に際しては医師の指示に従うようにします。
生理痛に効果のあるツボ
生理痛には、ツボ（ＷＨＯでも治療効果が認められていますが、その仕組みについてはまだ解明されていません）も効果が期待できるとされています。
生理痛（非常に個人差があり、ほとんど感じない人もいれね、日常生活を送ることすらままならない人もいます）に効くとされるツボはいくつかありますが、もっとも良くよく知られているのが仙骨にある４対のツボ（経穴とも呼ねれ、中医学や漢方医学において、刺激を与えることで不調を調整できると考えられている体の表面にある特定の部位のことです）です。
仙骨とは、骨盤の中央にある逆三角形の骨で、両方のお尻のちょうど真ん中、尾骨の上、腰椎の下にあるようです。
仙骨は古来から、不思議な力を持つ骨と言われ、建物にたとえると大黒柱の、背骨を支える土台となる骨です。この仙骨のツボは、尾骨の上の部分の左右４対の凹みです。この４対の凹みを指で押します。痛みを感じる部分は特に念入りに揉みほぐします。
また、下腹部が張ったようなひどい生理痛には、三陰交および血海といったツボを押します。三陰交は、足の内側、くるぶしの上に指四本分上がったところです。つまり、内側のくるぶしに親指を除いて指を当て、ちょうど人差し指のあたりが三陰交です。
三陰交は、生理痛（月経困難症と呼ぶこともあります）に限らず、婦人病など女性ならではの痛みには必ず使うツボ（指などで押す、お灸をする、鍼を打つなどして刺激します）で、効果ありだといえます。ここを親指で強く、のんびりと押します。血海（地球温暖化の影響で、少しずつ砂浜が減ってきているそうです）は、足の内側の膝頭（脳科学的にわかっていることも多いですが、わからないこともまた多いでしょう）から指四本くらい上がったところ。足を伸ばしたときにできる窪みの上端です。ここを親指で優しく、ゆっくりと押してください。
ツボ（経穴とも呼ねれ、中医学や漢方医学において、刺激を与えることで不調を調整できると考えられている体の表面にある特定の部位のことです）は基本的に指で押しますが、ドラッグストアなどで売られている簡単にできるお灸（色々な方法がありますが、市販されているのは台座灸などと呼ねれているタイプです）などを使ってもＧｏｏｄ。お風呂あがりなど体が温まっているときに行うと、より効果があります。できれば毎日行うようにしましょう。大澤美樹のバストアップラボ
